キャンパス内の町工場!?〜ものづくり実験工房〜

2020.03.27 キャンパス紹介 Facebook Twitter Line

はじめに

「最近ものづくりしてる??」

これ、最近私が友人から言われた言葉です(笑) その友達は授業で新しいセンサーを作っていて、よくこのような質問をしてくるんです。
そして質問が飛んでくるたびに私は「確かに作りたいものが無い訳じゃないけど、誰に相談して、どこでできるのかわからないんだよなぁ」と少し気が滅入ってしまうんですよね.....。
そこで今回は学内で『ものづくり』をすることができる施設『ものづくり実験工房』を取材してきました!!

ものづくり実験工房の成り立ち

ものづくり実験工房は2007年5月に開設されました。開設に携わった草加浩平先生にも開設当時のお話を伺いました。
この工房が始まったのは工学系全体でものづくり教育に取り組むようなったからだそうです。草加先生自身は、「機械系の学生でさえ工作機械を使わずに卒業する」という現状に危機感を持っていたそうです。また担当していたゼミに入ってきた女子学生から、「小さい頃にプラモデルを作りたいと言ったら、親からものづくりは大学生になってからしなさいと言われた」という話を聞き、工学部がその場を提供していないという問題点を感じたそうです。ものづくり実験工房の開設の背景には、このような問題意識があったようです。また草加先生は、「分野が異なる人々と共同してものづくりを行うことの重要性」を感じていました。それを学生に理解してもらうために、工学部に限らず東大生であれば誰でも利用できるようにしたそうです。

ものづくり実験工房はどんなところ?

ものづくり実験工房は西片門の近くにある平屋の一階建ての建物です。工房の前には広いスペースがあるので、大きなモノを作って組み立てる!ということもできそうです。
この工房で行えるのは、『人の手を使った』ものづくりです。例えば大学の研究で急遽必要になったモノなどを作ることができます!設置されている機材は、樹脂からアルミニウムまで加工することができる旋盤や、CNCといったパソコンで工作を行うことができる工作機械などなどです。

どうやって利用するの?

工房を利用することができるのは東京大学の学生と教職員で、プロジェクト型工学教育センターのウェブページから申請して、許可が下りれば利用することができます!利用料金は内容によって変わります。 これまでの利用者は、NHKのロボットコンテストで好成績を出している『RoboTech』や模擬人工衛星を打ち上げる『ARLISS』といったサークルや、様々なニーズを持った研究者や学生たちだそうです。

ものづくりの場を「つくる」

今では快適に利用できるものづくり実験工房ですが、最初はほとんど何もない工房からのスタートとなりましたが、ここまで整備するのは簡単ではなかったそうです。特に、学生に任せるとどうしても整理整頓が行き届かず、それは安全にも大きく影響します。整理整頓が非常に大切というマインドを植え付けるのには時間もかかりましたが、学生と相談しながら、より使い易い工房へと整備して、新しい機械も導入したそうです。このように、学生・職員が一体となってより良いものづくりの場を作ったプロセス自体が、ものづくり実験工房の目的を表しているように感じました!

ものづくり実験工房でできない「ものづくり」はどうする?

ものづくり実験工房は現在、『プロジェクト型工学教育センター』という学生や研究室のものづくりプロジェクトを支援するセンターで管理されています。プロジェクト型工学教育センターには、アイデア工房・最先端工房といった他の工房もあり、それらと連携して円滑に作業を進めることができるそうです。例えば、ものづくり実験工房にはない特殊な3Dプリンターが必要になった場合には、申請すれば他の工房で作業を進めることができるそうです。こうした環境を活用することで、『ものづくり』に集中することができそうですね。結果的に、より良いものづくりにも繋がるのではないでしょうか!

最後に

いかがでしたか?ものづくり実験工房には、専用の機材やスペースが用意されており、手でつくるものづくりにはピッタリの場所でした。
私は1,2年生の頃はものづくりをしてみたいと思ったことが多々あったので、「もっと早くこの工房について知っていればよかった」と今回取材をして思いました....今後も大学の研究で「ものづくり」が必要になった場合には積極的にこの工房を利用してみたいです!皆さんが今までに「作ってみたいなー」と思っていたものも作れるかも?ものづくりに挑戦したくなったら、利用してみてはいかがでしょうか?


プロジェクト型工学教育センター ものづくり実験工房
https://www.pjcenter.t.u-tokyo.ac.jp/creative_workshop.html
プロジェクト型工学教育センターは、2020年4月より、国際工学教育推進機構 ものづくり部門に改組されます。

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