進振りは人生を決めてしまうのか!? 〜グリットから考える進路選択〜

2016.10.03 東大生に聞いてみた Facebook Twitter Line

秋分の日も過ぎ、涼しい日が増えてきましたね。季節の変わり目は自律神経が乱れがちなのでみなさん気をつけてください。

さて、2年生の方々は進学振り分け(以下、進振り)を経て、自分の人生に向き合う時間が少なからず増えてきたのではないでしょうか。満足のいく進路選択ができた人もそうでない人もいると思いますが、どちらの人も進振りに対して深刻に考えすぎている印象が私にはあります。実際私の後輩の中にも「進振りで人生を決めることになる」と考えて相談してきた人も多かったです。そこで今回は進路選択について、アンケート結果を踏まえつつ、つい最近大学院入試を終えた大学4年生の身から意見を述べさせていただこうと思います。

まずアンケートですが、「大学院に進学するときに学部時代と違う専攻(研究室)に変えたor変える可能性があるか」という質問に対して、Yesと回答した人が49%、Noと回答した人が51%という結果になりました(短期間かつTwitterでの実施になりましたが、回答してくださった67名の皆様、ありがとうございます)。

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つまり、約半数の人が進振り時から大学院受験までの期間で心変わりしたり、実際に進路変更をしたりしていることになります。研究と同じで、後期課程を使って、ある学術領域と自分の相性が悪いということを知れれば、それはそれで価値があると思います。そして、得てしてたくさんの概念に触れることで人間は変わるものです。今の自分が下し得る判断が、生涯の自分の決断になると考えるのはいささか傲慢であるように思えませんか。

近年、成功者になるためのキーファクターとして「グリット(やり抜く力)」という概念が注目を集めています。「やり抜く」というと、一度決めた進路でひたむきに頑張り続けることのようにも思えますが、その時その時で自分にとって何が大切なのか考え抜き、進路を変更し続けることもまた、「やり抜く」ことになるのではないでしょうか。なので、進振りでも、今の自分が直感的にいいと思った進路を選んでみて、継続的にトライアンドエラーを繰り返してみては如何でしょうか。進振りで挑戦して失敗しても、修士課程、博士課程、就職活動…と新たな舵取りをするチャンスはいくらでもあります。継続的に、人生について、自分について考え抜くことこそが、自分の人生を成功させるための秘訣だと私は考えています。

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