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こんにちは。みなさん、いきなりですが、日々の生活の中で「東大の研究成果」を感じることはありますか?「東大でやってる研究が日々のQOL上昇につながっている!」と感じることはあるでしょうか。

おそらく、多くの人にとって答えはNoではないでしょうか。確かに東大はすごい研究をしているけど、それがどんな風に社会に影響を与えているか、どんな形で私たちの生活に役立っているかは、なかなか意識しづらいのではないでしょうか。今回の記事は、そんなみなさんにこそ読んでいただきたいです。「東大を社会へ」、そんな取り組みをしている東京大学コミュニケーションセンター(UTCC)についてご紹介したいと思います。
店舗
UTCCは、東京大学と社会・世界との双方向のコミュニケーションのための拠点として、2005年3月にオープンした施設です。2019年4月22日より、学内のインフォメーション兼オフィシャルショップとしてリニューアルオープンしました。場所は、赤門からすぐのところにある、ガラス張りの建物です。
パール
UTCCの一つ目の柱は、研究成果の商品化です。UTCCでは、多くの商品が売られています。そんな中でも一際目を引くのが、こちらの「パールコラーゲン®」のコーナー。このコーナーは、あの「世界のミキモト」として有名な真珠メーカーミキモトグループの創業者御木本幸吉さんの世界初の半円真珠、真円真珠の養殖を研究指導した帝国大学臨海実験所(現在の理学系研究所附属臨海実験所)の箕作佳吉教授にちなんだ商品です。……とはいっても、高価な真珠そのものではなく、真珠の貝ひもの部分のコラーゲンを用いた美容商品の数々がこちらでは取り扱われています。スキンケアマスク、モイスチャーボディミルクやUVプロテクターなど、豊富な品揃えが印象的です。みなさんも、帰省の時、お母様など、ご家族にお土産として買って行ったら喜ばれるかもしれません。これ以外にも、東大に保管されていたことで戦争をまぬがれた麹菌を使った泡盛「御酒(うさき)」など、お土産候補になりそうな様々な商品があります。
御酒
商品の多くは、UTCC側からの企画。一方で、先生方から持ちかけられる企画もあるとのこと。例えば、「ドイトゥンブレンドコーヒー」。この商品の企画に関わられたのは、東洋文化研究所の池本幸生教授だそうです。
コーヒー
もともと池本教授はタイの最貧困地帯の一角であるドイトゥン地方でフィールドワークを行っていました。池本教授は、アヘンの輸出に依存した産業構造であったこの地方で、持続可能で安定した新しい稼ぎ方としてコーヒーを生産・輸出し、各国で商品化することが欠かせないと考えたそうです。そして、この商品を企画、販売するに至りました。現在では、この企画はSDGs推進事業として、東大のホームページでも紹介されています。このような商品も、UTCCが東大やそこにいる人々と社会をつなぐ接点としての役割を果たしていることの証左と言えるでしょう。学生のみなさんも「これ!」というアイデアがあれば、もしかしたら、採用・商品化されるかもしれませんね……!
英語紹介
今回の取材のためUTCCを訪問した際、顔を上げて、びっくり、カウンターから元気に「いらっしゃいませ」と挨拶してくれたのは、筆者と顔見知りの後輩でした(笑)。というのも、こちらの店舗は運営に東大生のアルバイトが関わっているとのことです。また、学生アルバイトが単なる接客だけではなく、全体の運営にも関わっているのが一つの特徴だそうです。下の写真のようなPowerpointを用いた英語での商品紹介も学生主体で作ったもの。実際にお店を訪れている外国人観光客の方々にも好評だそうです。現在も、学生アルバイトは募集中とのこと。興味のある学生の方は、是非、一度店舗を訪れてみてはいかがでしょうか。
文具
また、もう一つのUTCCの柱は「オフィシャルグッズ」です。UTCCでしか手に入らないオフィシャルグッズがたくさんあります。この「オフィシャルグッズ」は、文房具のように手軽に購入できるものから、お酒、ネクタイなどに至るまで多くの品揃えがあります。文房具なら、記念品として手軽に買っていくことができそうですね。また、ネクタイやスカーフなども「東大生」として一つは持っておくと何かの時に役に立つかもしれません。実際、オフィシャルグッズは大変人気で、先生方の海外出張の際のお土産等にも利用されているそうです。

また、UTCCでは、赤門に入ってすぐという立地を生かし、インフォメーションコーナーも設置されています。椅子と机が置かれているこちらのコーナーでは、東大や各学部の紹介のパンフレットが置かれているほか、大学でのイベント等の案内もあります。通学の際に立ち寄ってみても面白いかもしれません。
information
ここまで、UTCCの魅力をたっぷり説明してきました。「あのガラス張りの建物なんだろう、新しそうだな」と思っていた方も、この記事を通じて、UTCCを身近に感じることができたのではないでしょうか。筆者も高校生の頃に一度訪れたきりでしたが、久しぶりに行ってみると、品揃えの充実ぶりや内装のおしゃれさに驚きました。ここで紹介した商品の他にも多くの魅力的な商品がありますので、みなさんも一度足を運んでみてください。

また、一部商品については、オンラインストアでも販売しているそうです。「すぐUTCCの商品が欲しい!」と思った方は、是非、一度オンラインストアもご覧になってはいかがでしょうか。


東京大学コミュニケーションセンター(UTCC)
https://utcc.u-tokyo.ac.jp