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新年明けましておめでとうございます。年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。

最終学年のみなさんは学位論文の提出、それ以外の方も試験期間を控えていたり独学を行なっていたりと、休んでも休まらないお正月になってしまった方も多いのではないかと思います。大学生の長期休暇は、休もうと思えばいくらでも休める反面、気づくと色々とやらなければならないことが溜まってしまいがちですよね。そこで今回は、長期休暇中の作業の進め方について、アンケート結果や自分の体験談などを交え、特集したいと思います!

まずはアンケートについて、今回は、みなさんが作業に集中するため/インスピレーションを湧かせるためにどんな場所を使用しているのか、年末年始どんなことを集中してやりたいのか/どんなことを楽しみにしているのか、アンケートをとらせていただきました。150名近くの方にご回答いただきました!みなさんありがとうございました!卒論生以上とそれ以下で、特徴的な差が見えてきたので、それらを中心に取り上げていこうと思います。それでは早速、結果を見ていきましょう!

★集中して作業するのはどこ?インスピレーションを得るのはどこ?
3年生以下の8割、4年生以上の9割が、普段大学や図書館で集中して作業していると回答しました。長期休暇中に関して、3年生以下のうち大学や図書館で作業する人は5割まで減り自宅やカフェで作業するという人が増えた一方で、4年生以上の8割は依然として大学や図書館を利用するという結果になりました。研究室には自分のデスクがあったり、そもそも集中して行いたい作業が研究室でしかできなかったり、自然と大学にいる時間は増えますよね。
集中して作業をしていると、特にクリエイティブな作業をしていると、集中力だけではどうしようもなくなる時が来ますよね。そんな時は、どこかへ出かけたり、作業と関係ないものに触れたりと、気分転換をしてインスピレーションを得ようともがくものです。インスピレーションを得る場所の自由回答として、「お風呂」や「ウインドウショッピング」といったナルホドと思うようなものから、「カメラロール」といった少し変わったものまでありました。全回答で最も多かったのが、自然との触れ合いです。普段、3年生以下の5割・4年生以上の3割が、長期休暇中は、3年生以下の6割・4年生以上の8割、が同じく自然豊かな場所に赴くそうです。研究は勉強と比べるとクリエイティブな行為なので、よりインスピレーションを必要とするのかもしれませんね。

★今年の冬休みに集中して行いたい/創造性を発揮したい作業はありますか?
では、実際この年末年始、みなさんが実際にどんなことを集中してやりたかったのか、見ていきましょう。1年生のみなさんは、サークルや部活への取り組み、趣味に関する制作活動を頑張ろうと回答した人が多かったです。2、3年生のみなさんは、プログラミングに対する意欲が高く、4人に1人が挙げていました。授業でもインターンシップでもなく、独学で学びたいという回答もあることから、多くの学問において基礎的な手段の1つとしてプログラミングを捉える時流を反映しているのでしょうか。4年生以上は、卒業論文の執筆や、研究、資格について取り上げている人がほとんどでした。研究室やゼミに配属され、良くも悪くも自身の専門を前提とした『仕事』がメインになると、休暇期間でも、自由な場所で自由な勉強をしなくなるのですね。やりたい研究があって、そのために3年生までに必要そうな勉強をしておこうと考えている人も多いかもしれません。

★今年の冬休みに楽しみにしている事はありますか?
そんな、年末年始も立ち止まらず研鑽を積むみなさんが、どんなことを楽しみにしていたのでしょうか。作業したいことに勉強のことを書いている人も、旅行やクリスマス、ゲーム、だらだら寝ることなど自由な活動について触れている人も多く安心した一方で、やりたいことに論文執筆のことを書いている人には、自由な活動について触れる人はほとんどおらず、研究やそのあとの勉強自体を楽しみにしているとした方までいました。この向上心の高さ、見習いたいと思います。しかし、特に大学院生の回答を見てみると、インスピレーションを得るために自然と触れ合いたいと考えているものの、日常的に触れることはできていなかったり、長期休暇中も研究室で作業をしていたりする人が多いです。うまく作業への集中とインスピレーションの獲得を両立できる場所はないものでしょうか。私の場合は、実験や文献整理など、研究室でないとできないことはたくさんありますが、それらを終え論文の執筆段階になると、ある旅に出て、自分なりに集中とインスピレーションを両立させ仕事を仕上げます。

★集中とインスピレーションを両立する旅 〜私の場合〜
移動時間はある程度長くなると作業時間に変化します。遠方からの通学経験がある人ならわかるかもしれません。例えば、東京から京都まで普通電車で9時間弱かかります。1,2時間電車に揺られながら作業を行い、5回程度乗り換えて到着する旅です。集中力の持続時間は連続で1時間程度と言われているので、ちょうど集中が切れてきたころ、乗り換えでリフレッシュすることができます。しかも、中継地点は熱海の海や岐阜の山々など自然豊かな場所なので、ふらっと下車してインスピレーションを得る散歩に出かけることも可能です。
先日も、関西の友人宅を目標地点にして、論文を執筆する旅をしてきたばかりです。道中で温泉街や富士山、雪景色、古都の街並みを愛でながらインスピレーションを得つつ半日移動しながら書いた論文は、より思い入れの強いものになりそうです。みなさんも、次の連休や長期休暇にでも、集中作業とインスピレーションを両立する旅に出てみてはいかがでしょうか。また、みなさん独自の両立法を確立したら、ぜひ私たちに教えてください!