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加賀前田藩の屋敷に由来する懐徳館。東京大学に寄贈されてからは、大学の迎賓館として、使われています。明治時代に立てられた和館と西洋館は、1945年の東京大空襲にて焼失してしまいましたが、1951年に新たに和風の建物が建てられました。懐徳園と呼ばれる広大な和風庭園と合わせ、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

江戸時代、現在の本郷キャンパスには加賀前田藩の上屋敷がありました。明治になり、その敷地の大半は東京大学のキャンパスとなりましたが、前田家も本郷キャンパスの南西隅に屋敷として、和館(明治38年竣工)、西洋館(明治40年竣工)を構えました。明治43年には明治天皇の行幸があり、それに合わせて、日本庭園が整備され、懐徳館庭園(懐徳園)はこの時に現在の姿となりました。

大正15年、駒場の土地(現在の駒場公園)との敷地交換に際して、西洋館・和館も大学に寄贈されます。その後、「懐徳館」と命名され、迎賓館として使用されることになります。ちなみに、この名前は、論語の「君子懐徳(くんしはとくをおもう、立派な人間は徳を修め磨くことを心掛けるという意味)」から名づけられました。しかし、懐徳館は昭和20年の東京大空襲によって焼失してしまいます。(東京大空襲では懐徳館以外の本郷キャンパスの建物は被害を免れました)現在の和風の建物は昭和26年に建築されたものです。普段は入ることはできませんが、11月に行われるホームカミングデイでは、一般にも公開されています。

懐徳館西洋館の基礎

また、総合研究博物館増築時に出土したという西洋館の基礎が、総合研究博物館の近くに保存されています。

(編集:東京大学UTLife)