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みなさんこんにちは、例のごとく2017年もあっと言う間に過ぎ去ってしまったという感覚がある人も少なくないかと思います。それでも年末年始はゆったりと過ごし、いろんな人と話し、いろんな人の1年に触れ、自分の1年や半生を再認識する機会があったかと思います。そこから、自分が何を思って生きてきて、どうなりたいのか考えることを通して将来像を見つけ出した人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は、みなさんが考える自身の将来像をアンケート形式で教えていただきました。東大生の将来像に対する様々な価値観が見えてきたので、それをレポートしてみようと思います!アンケートに回答していただいた69名のみなさん、ご協力ありがとうございました!!

まずは「将来の働き方を決める要素について、重視する順に順位をつけてください。」という質問について見ていきましょう。要素は、「収入の安定性」、「地位や名誉」、「ライフプラン(結婚、子育てなど)との時間的兼ね合い」、「自分に向いているかどうか」、「自分がやりたいことかどうか」になります。これに関しては私が考えている要素をあげさせていただきました!重視する順位の平均値を見てみたところ、以下のランキングのようになりました。

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家庭要素を含んでいる「ライフプランとの時間的兼ね合い」が順位を下にしていることから、みなさんは自己実現を大きく掲げて将来を見据えていることがわかります。様々なことに対して意欲的に取り組んでいる東大生ならではといったところなのでしょうか。次いで、「自分に向いていること」と「自分がやりたいこと」が同率1位という結果が得られました。ここからも自分がなりたい像が今の自分の先にしっかりと見えているということなのでしょうか。しかしながら、ここで特筆すべきなのは、「自分がやりたいこと」を1番重視すると選んだ学生における「自分に向いていること」の平均順位は2.4位であるにも関わらず、「自分に向いていること」を1番重視すると選んだ学生における「自分がやりたいこと」の平均順位は3.2位で、その代わりに「収入の安定性」が2.7位(上述の人たちにおいては3.5位)であるという点です。やりたいことを最重要視する学生は、向いていることで結果を出そうと考える傾向が強いですが、向いていることを最重要視している学生は、やりたいことをやるのではなく、手に職をつけて安定した生活を送ろうと考えているのでしょうか。「自分に向いていること」と「自分がやりたいこと」が同率1位という結果も、一概に同じ人生観が見えているわけではないということがわかりました。

次に、「現時点での将来展望を教えてください。」という質問、及びその展望と理由について聞いていきました!

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上記のような結果になりました。全体の2/3が学位を取得した後、企業等に就職することを考えているようです。そして、次に多いのがアカデミアを志望する方々で、全体の1/4ほどいました。アカデミアに行くと回答してくれた方々のうちほとんどが理系であるのが現状で、文系の方でもアカデミアを志望できる環境作りが必要だと感じました。アカデミアを志望する学生のほとんどは、その展望を決定したのが、大学に入学する前であり、中でも「物心がついた時から」アカデミアを志望するようになったという学生もいて、驚きました。そしてアカデミアを志望している回答者について、やはり先の質問において、将来像を決定する際の「自分がやりたいこと」の平均順位は1.6位であり、やりたいことを突き詰めたいと感じてアカデミアに行く決意をする人が多いようです。

ちなみに、今回のアンケートでは、7名の高校生が回答してくれました。その高校生の方々のうち5名がアカデミアを志望しているという回答内容を見て、高い意識を感じ、筆者もモチベーションが上がりました。さらに、将来の展望にオペラ歌手や芸術家を挙げている東大生もいて、多様な人がいて多様な夢がある東京大学に希望を感じました。将来のことを考えると嫌になる、今が楽しければそれでいい、などと考える人や考えたくなる瞬間はあると思います。しかしながら、私たちの人生の当事者は私たち自身しかいないのです。決して、意識高く生きろと言うつもりはありません。決して、一般的にいい人生を生きろとは言いません。ですが、良くも悪くも、自分自身の人生に満足するのも不満を抱くのも、最終的には自分次第です。なんでもいいので、みなさんが”自分にとって”いい人生を歩んでいけるように、展望を持って生きていけることを心から願っております!幸い東京大学では、様々なテーマのイベントを開催しているので、個別化されたいい人生を見つけるために、自分の足を動かしてみるのもいいかもしれません!